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賃貸物件のセルフ内見(見学)に潜むリスクと懸念、不動産テックは普及するか?

セルフ賃貸 懸念 リスク

不動産業界はITに疎いと良く言われてますが、不動産テックというITバックグラウンドを活かしたベンチャーの参入も年々増えています。便利になる反面懸念も増えてますがどういった懸念でしょうか?

ここ最近不動産業界のIT化が一気に進んでいる

そんな中で、ここ数年の間に対面が義務化されていた重説(重要事項説明)がSkype等のツールで出来るようになりましたし、記名捺印が必要だった契約に関しても全て電子契約で済むような取り組みが始まってます。

更に最近はセルフ内見というサービスも登場してきました。これは文字通り、不動産仲介業の担当者の同行なしで賃貸物件を内見できるサービスです。

prtimes.jp

従来は内見が必要な場合、仲介する不動産屋の担当者が同行するのが当たり前でしたが、同行なしで自分だけで物件を気軽に見に行ける魅力があります。

しかしこれには大家や不動産業からいくつか懸念されています。

セルフ内見に対する様々な懸念

具体的にどういった懸念があるのでしょか?いくつかTwitterからピックアップしました。

盗撮や盗聴器が取り付けられるリスク

不動産業者が同行しない事により監視の目が無くなります。盗撮や盗聴器の部類が内見中に設置されてしまうリスクがります。

不動産業者は原則、賃貸契約時に盗撮や盗聴に関するチェックをしません。そういったサービスは基本料金(仲介料)の範囲外なのが普通です。

賃貸物件を利用する方は上記の様な盗聴器発見器を使って盗聴されてないか確認してみてください。大半の物件はそういったチェックはされてないので。

トイレを使われてしまう、汚されてしまう

内見のため公開している時点で既に物件はクリーニングや修繕済みのため、契約しないのに勝手にトイレを使われてしまうと次の契約者が清潔ではないトイレを使う羽目になってしまいます。

汚されたり、万が一部屋を破損してしまった場合もセルフ内見サービスでは補償がありますが繁盛期等は次の入居までの間に清掃や修繕が間に合うという保証がありません。

もう一度言いますが内見中のトイレはコンビニ等や不動産店舗で事前に済ませないと大変です

また前に内見した人が汚したのに、次に内見した貴方が責任を負うなんて事も想定されます。

ブログやYouTubeの記事ネタになってしまう

皆さん新車発表直後にYouTubeを検索したことはありますか?

カー専門メディアの動画に加えて、様々な自称YouTuberが試乗車を使って新車レビューする動画が投稿されています。上手な人なら良いですが、下手な人は動画公開するなと言いたいです。

セルフ内見だと、賃貸物件をブログ記事やYouTube動画の収益源として利用されてしまいます。しっかりとしたインフルエンサーであればむしろPRとなりますが、素人がうじゃうじゃとコンテンツが欲しいために内見をするだけというリスクも増えます。

一度ネット上へアップされたコンテンツはずっと残るので、自分が静かに住みたいと思った物件でも実はネットで話題の物件だった・・・なんて事もありえます。

外から写真を撮られる、意味ないのにインターホンを押される、対象物件の郵便受けが荒らされる等も想定されます。 

オートロックの暗証番号が流出する

良識ある不動産屋なら絶対にやりませんが、セルフ内見の場合希望者にオートロックの解除番号や鍵を渡さなければなりません。

オートロック物件は3万円前後で鍵を交換する事ができますが、いざという時の暗証番号というのはそう何度も交換できませんので一度流出すれば、オートロック物件でも簡単に建物内へ侵入できてしまいます

セルフ内見を提供する不動産屋次第ですが、オートロック物件は原則仲介業者の同行が必須です。

セルフ内見に関わるリスク・懸念まとめ

  • 盗撮・盗聴される場合がある
  • 部屋や設備が汚されてしまう・壊されてしまう
  • 部屋がネット上で話題となり、落ち着いた生活ができない
  • オートロック番号が流出してしまう

こういったリスクもあり大家や不動産業の中でも導入に関して意見が2つに分かれています。

便利ですが懸念やリスクもしっかり理解した上で活用しましょう。